健友会・中野共立病院では2024年スタート後期研修の募集を行っています。「新専門医制度」では、19の基本領域による3年間の後期研修プログラムが、第3者機関である日本専門医機構によって認定されます。

なお、「3年目からすぐ専門科を選ぶのではなく、もう1年、内科を中心に幅広く診たい。」「規定の専門医制度が自分のライフプランやキャリアプランと合わない。」「休職期間があったので、専門研修には乗らないが研修的なサポートを受けたい。」など、専門医研修以外のキャリアデザインを考えている方には、フレキシブルな形での受け入れ（トランジショナルイヤー研修）のご相談に応じます。

また、転科（キャリアチェンジ）、復職（リスタート）などもきめ細かくご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。

後期専門研修プログラム

【基本領域】

• 総合診療専門医コース
• 内科専門医コース
• リハビリ専門医コース

【サブスペシャリティ領域】

• 透析専門医コース
• 家庭医療専門医コース
• 認知症専門医コース

【募集要項・申し込み方法】

• 募集要項・申し込み方法

総合診療専門医コース（東京民医連総合診療プログラム）【基幹施設】

総合診療専門医コースは、都心部の診療所を主な研修フィールドとし、都市部の健康決定要因を家族・地域・コミュニティと一緒に解決することや、専門医や医療機関が多くある中で適切な専門医療に繋ぐ役割、また臓器別の専門医にはできない継続的で包括的でキメの細かいケアを提供できることを目指します。

毎月1回の振り返りの場であるレジデント・デイでは、総合診療コアレクチャー、プロジェクトワークのための臨床研究セミナー、EBM実践セミナー等を行っています。プログラム終了時に、日本専門医機構認定の総合診療専門医試験受験資格が得られます。

半年ごとの振り返りは、360度評価、指導医からの振り返り、各研修医の振り返り、多職種からのコメントなど、多職種参加型で行います。

東京民医連家庭医療レジデンシープログラム（※総合診療プログラムの前身）修了医師

耳鼻科から転向して総合診療の分野で学びました。病棟から外来、訪問診療まで様々な所で働けるのが魅力です。

また、幼い子どもを育てながら研修を修了させました。子育て中や女性医師も多く、そういった医師が働きやすい環境があるのも。ここで働く理由の一つです。

内科専門医コース【連携施設】

医療の全体構造におけるプライマリ・ケアや地域医療の位置づけと機能を理解し、将来の実践ないし連携に役立てられる様になる為に、都市部の小病院と診療所で診る患者の疾患や健康に関連する問題を理解し、総合的にアプローチしマネジメントする内科の力量を身につけます。

期間は3年間で、基幹施設に1年、連携施設である中野共立病院で1年、その他の連携施設等で1年など、学びたい科を中心に自身でプログラムをコーディネートしていきます。ジェネラリストとして必要な内科専門科の研修を保障し、3年目で内科専門医試験の受験資格が得られます。

総合内科コース修了医師

患者さんは様々な問題をかかえています。疾患も高血圧・脳梗塞・糖尿病などを合併していることが多く、一つの科で対応することはできません。また、患者さんの背景に目を転じると、労働環境や家族環境、生活環境が疾患に大きな影響を与えていることも多いです。

総合内科は臓器別の科にとらわれず、科をこえて、患者さんを丸ごと診ることを目指しています。当院にはプライマリ・ケアの視点を持つ仲間がいます。

普段は病棟業務だけでなく、訪問診療・一般外来・救急外来・透析回診も担当しています。医師としても幅広く、バランス良く学べます。また、患者さんの人生に長く関われるのも魅力の一つです。

私たちの病院の自慢は、多職種で患者さんにアプローチする「チーム医療」です。職員同士の顔が見える規模の病院ならではの利点です。私達と一緒に働きませんか？お待ちしています。

リハビリ専門医コース【連携施設】

当院回復期リハビリテーション病棟では、病棟という生活の場で医師や看護師、セラピスト、社会福祉士、管理栄養士などが、チームでADL支援を行い、リハビリテーションサービスを提供しています。回復期リハビリ基準Ⅰを取得し、さらに多くの患者さんに住み慣れた自宅や地域へ帰る支援ができるようになりました。

専門医養成プログラムでは、指導医の下、神経内科・脳神経外科・整形外科・呼吸器内科・循環器内科からの依頼患者を中心に多彩な分野の症例を経験できます。また、脳血管疾患・整形外科疾患の症例数が特に豊富であり、各疾患の運動障害・高次脳機能障害・呼吸障害・言語機能障害・摂食嚥下障害等に対する評価・マネジメントを総合的に研修することが出来ます。

研修プログラムは、リハビリテーション科医師としての基本的な診療知識・技術を取得し、チームの一員として診療できることを目的とする、3年間の研修プログラムとなっています。研修内容は、基幹施設である都内の大学病院で1年、連携施設である中野共立病院で1年、その他の連携施設で1年学び、研修終了後にリハビリテーション専門医受験資格を得ることができます。

リハビリテーション専門医

リハビリテーション、その語源はラテン語のRe（再び）-habiris（適した）からきており「再び適した状態になること」「本来あるべき状態への回復」を意味しています。当院は開設時から常に障害を負った患者様ができるだけ本来あるべき状態へ回復するようお手伝いしてきました。

現在、リハビリテーション医学会指導医の下、看護スタッフ、薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカー等の多職種で、チームアプローチを大切に、リハビリテーション医の養成をすすめております。是非一度現場を見に来てください。

透析専門医コース

当院では、新築以来透析医療に取り組んでいます。透析医療を受ける人々は、現在400人に1人の割合になっており地域でよく見られる疾患です。暮らしている地域で、一生にわたり受ける医療であり、また種々の合併症を併発しても透析とは関わり続けることから、特殊性の一方で、プライマリ・ケアの要素を深くもっているともとらえられます。

中野共立病院は、日本透析医学会認定施設である立川相互病院のプログラムとの関連で、日本透析医学会から教育関連施設として指定されています。総合医養成の中で透析医療を担う医師養成も進めていき、認定施設と連携し、透析専門医養成プログラムを進めています。

透析専門プログラム研修医師

学生時代、部活の先輩に誘われ中野共立病院に実習に行き、都心部の地域医療は面白いと思ったのが今に続いています。

研修中は、外来透析や維持透析をしている入院患者さんを受け持ちながら、透析専門医に必要な患者さんの長期合併症への対応、シャント関連管理を学びました。

また、透析中の患者さんへのリハビリテーションも始めています。患者さんへ透析スタッフ、リハビリスタッフが一丸となるチーム医療がそこにはあります。

家庭医療専門医コース

家庭医療専門医は、総合診療専門医のサブスペシャリティの分野です。家庭医療専門医の研修期間は2年間ですが、総合診療専門研修と平行して研修を行う事で、4年間で総合診療と家庭医療の研修を修了出来ます。

日本プライマリ・ケア連合学会が運営する家庭医療専門医研修は、世界家庭医機構（WONCA）の国際的なプログラム認証を受けており、総合診療医／家庭医の養成において、国際水準の質保証が行われています。

認知症専門医コース

当院は、日本認知症学会専門医が在籍する認知症専門医の教育施設です。認知症研修カリキュラムに沿った3年間の研修終了後、認知症専門医の受験資格が得られます。

募集要項・申し込み方法

※上記日程が難しい方はご相談ください。随時対応いたします。

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