健友会中期計画骨子案(以下計画案)が発表されました。立て続けの医療改悪など激動の長期計画の5年間をふりかえり、中期計画は、期間を2004年4月〜2007年3月までの3年間とし、新病院建設問題を中心に具体的な医療課題とテンポを明確にしています。 さらに進む医療と介護の大改悪 計画案では、政府・厚労省の医療・介護制度の改悪プログラムを次のように分析しています。 医療機関に支払われる診療報酬の連続引き下げ、さらに、中期計画の最後の年である2006年度には入院ベット削減の医療法や高齢者の新たな保険料の徴収など医療保険制度の抜本改悪が行われようとしています。 介護保険では自己負担が2割〜3割、保険料は20歳から徴収、医療療養病床は介護に一本化するなど、自己負担増、利用者へのサービスの低下など検討されています。 いつも患者・地域の人たちと共に このような中で計画案の立場は、「どのような医療、介護情勢の変化と攻撃があろうと患者、地域の人たちと共に医療、福祉宣言を実践し健友会の院所、事業所を発展させよう。」と呼びかけています。 中期計画案の5本の柱はこれ! 計画案は次の5つの柱で構成されています。 (1)現有地を含む新病院建設計画の実現 (2)医療活動ー入院機能分担と地域連携 (3)医療・介護と組織の質と安全の向上 (4)患者、友の会、地域の方々と協力して「住んでよかった」といえるまちづくり・助け合い運動をつくる課題 (5)職員養成と学ぶ個人、集団づくり みなさんの「声」をお寄せ下さい 計画実現には、民医連各法人との協力、代々木病院との機能分化と連携、地域の医療・介護要求に応えられる職員の力量アップや友の会の強化発展の課題があります。 医療の質と安全を向上させ、信頼される医療機関を患者、友の会、地域の方々と一緒につくっていくことを計画案は呼びかけています。 是非、ご意見をメール、ファックスや電話などで気軽にお寄せ下さい。 高齢者にやさしい医療機関に 健友会友の会会長 小池賢次郎さん 医療改悪が進むと健康破壊も進む。こんな時だから民医連の役割が益々重要になっていると思う。高齢化時代、高齢者の問題を重視して、高齢者にやさしい民医連の医療機関になってほしい。友の会もたくさん意見を出して、一緒に医療をよくしていこうと思う。 近くに共立病院があることが安心 中野区在住 南すい子さん 10年前から共立病院にお世話になっていますが、新病院建設の話があったとき、この近所でなんとか土地が見つからないものかと思っていました。一安心です。 友の会の班会でも「どのように建てるのか?」「費用は大丈夫なのか?」などの質問も寄せられています。 入院できる透析施設に期待 杉並区在住 山本芳郎さん 前回の長期計画で「杉並に病院を」ということで期待もしていました。少し残念です。職員の働きがいとか財政面での心配な点もあります。わたしは、桃井診療所で透析治療を受けています。 新しい病院には、入院できる透析の施設ができるとのことで、大変心強く思っています。 |